- 外来診療について
- ロービジョンケア
ロービジョンケアとは?
目の病気により、視力の回復が難しく、日常生活や社会活動に支障がある状態を“ロービジョン”と言います。
“ロービジョンケア”は、そんなロービジョンの方々に対して行う、医療・教育・職業・福祉等の支援のことです。当院では特に次の2点に重点を置いています。
①できるだけよく見える様にする
まずは、現時点での視力や視野を効率よく使って、少しでも見やすい環境を作ります。具体的には、次のような方法があります。
- 屈折異常の矯正
- 中心固視の練習
- 拡大鏡や単眼鏡の使用
- 遮光眼鏡の使用
②自分自身でできることを増やす
文字を読む事や外出する事が難しいと感じている方もおられます。そのような場合に、次のような支援を行います。
- 拡大読書器の使用
- 歩行、盲導犬訓練
- 便利グッズの活用
- 点字の習得
なお当院では眼科医師の他、十数名の視能訓練士が勤務しており、積極的にロービジョンケアに取り組んでいます。例年、歩行訓練や料理指導、視覚補助具の紹介等を行う「ロービジョン教室」を企画し、多くの患者さんやご家族の方に参加頂いています。ご興味のある方は、お電話または職員へ直接お尋ね下さい。
過去に開催したロービジョン教室
当院で取り扱い可能なロービジョングッズ(一部)
暗いところでも見えやすく!「暗所視支援眼鏡」
高感度カメラで捉えた映像を目の前のディスプレーに映し出すことによって暗所視をサポートする「暗所視支援眼鏡」も取り扱っています。
暗い場所でも明るく見えるほか、視野を広げたり、映像の拡大・縮小等も可能です。
多くの自治体で給付等事業の対象とする動きが広がっており、1割程の費用負担で購入できるようになってきました。
院内に実機があります。試用や訓練をご希望の方は検査スタッフへお申し出ください。